本文へ移動

コラム

【家づくり】ドアの開き方の基本!

2022-11-16
間取りを決めるときに必ず必要になってくるのが
ドアの位置と開き方です。

何事にも基本やセオリーといった王道があります。
そんなドアの基本をお伝えします!

早速ですが、次の図のA~Dのうち「ドアの開き方」はどれが一番良いと思いますか?
■ドアの開き方は〇〇〇が基本!
普段、何気なく生活しているとドアが
内開き(廊下側からドア押して室内に入るタイプ) 
外開き(室内側から外側に押して開くタイプ)
なのか、あまり気にしないかも知れません。

ところが、いざ家を建てるとなると
どんなドアにするか?ドアの位置はどこに取るか?ドアの開きはどうするか?
などドアだけでもいろいろ考えることが出てきます。

室内ドアの開き方は「内開き」が基本とされています。
部屋から出る時、ドアが部屋の外側(廊下など)に開くと、ドアが人にぶつかる場合があります。
反対に、居室に入る時、廊下が狭いとかなり体を捩じって部屋に入らないといけない場合があります。

こういった理由で、居室は「内開き」が基本となっています。

すると、問題の答えはC・Dに絞られます。
■内開きドアの左右の違い
どちらも内開きのCとDですが、どちらほうが出入りしやすいでしょうか?

Cの部屋に入る時、扉と壁の間が狭いので、ドアを大きく開けないと入りにくくなります。
Dの部屋は自分の体が入れる程度ドアを開ければスムーズに入れるので、Dが一番使い勝手の良い向きと言えます。

以上のことから、答えはDとなります。

もしドアの位置が中央にあったとしたら、どうでしょう?
この場合はドアが左に開いても右に開いても出入りのしやすさは変わらないでしょう。
部屋に置いてある物やご自身の利き手がどちらかなどによって決めると良いと思います。
■玄関ドア
玄関ドアは、室内ドアと反対に「外開き」の場合がほとんどです。
※逆に海外では内開きが主流です。

日本の住宅は洋風化しているのに、なぜ外開きがスタンダードなのでしょうか?

日本は家に入るときに靴を脱いで上がります。
内開きだと靴を脱ぎ掃きするスペースが狭くなってしまいます。
こうした理由で外開きが主流になりました。
それに外開きのほうが玄関掃除はしやすいですね。

海外の場合は、靴のまま入っていく国が多いので内開きが主流のようです。
内開きの便利なところは、荷物を持っていてもドアを押して中に入ることができるという点ですね。

■トイレのドア
トイレのドアは「内開き」「外開き」のどちらが良いでしょうか?

現在の主流は「外開き」となっています。

その理由は
・外開きであれば、狭いトイレの中でも身動きが取りやすい
・外開きであれば、開閉の際にスリッパが邪魔にならない
・外開きであれば、中で人が倒れても外から助けに入りやすい

一方、公衆トイレのドアは「内開き」となっています。

仮に外開きだとすると
・勢いよくドアを開けたときに外に人がいるとぶつかってしまいます。
・鍵を閉め忘れてドアを開けられてしまったら、対処できず丸見えになってしまうかもしれません。

やはり物事にはそれなりの理由があるんですね!
■まとめ
ドアはいろいろな種類・色があって選ぶのも苦労します。
ドアノブはどれにしよう?
鍵は付ける、付けない?
ドアの位置は?ドアの開きは?

初めて家を建てるときは、やはり悩むことが多いと思います。
せっかくのマイホームですから、後悔の無いようプロにご相談ください!
TOPへ戻る