施工から引渡まで
施工から引渡まで
1.地盤調査
契約が終わりましたら、まずは地盤調査を行います。
これにより地盤の強度を判定し、改良の有無を判断します。
当社では、スウェーデン式サウンディング試験にて調査しております。
2.基礎工事 ①やり方~整地
地盤調査が完了し、問題がなければ着工します。
まずは、やり方という木枠を組み、建物の配置や高さを決めます。
それを元に掘削し・土地を水平にならして整地完了です。
2.基礎工事 ②砕石地業~防湿シート
整地が完了したら、砕石を敷き詰め転圧を行います。
これにより建物の荷重を基礎から地盤により均一に伝えることができます。
その後、防湿シートを敷き、地面から床下への湿気の上昇を抑えます。
2.基礎工事 ③枠組み~配筋
基礎のベース部分を打ち込むために型枠を組みます。また、並行して配筋工事を行います。
当社では、ベース部分の鉄筋13mmを間隔150mmピッチにすることで基礎をより頑丈にし、安心の住まいづくりを心がけています。
さらに、すべてのお客様の住宅を瑕疵担保責任保険(まもりすまい保険)に加入しますので、ここで配筋検査という第一回目の第三者検査を必ず受けてから次に進みます。
2.基礎工事 ④型枠組み(立ち上がり)
ベース部分のコンクリート15cm厚を打設後、基礎の立ち上がり部分の型枠を組みます。
コンクリート打設時に余分な空気が入らないよう、振動を与えながら細部まで流し込みます。
しばらくしてレベラーを流し基礎の上端部を微調整します。
2.基礎工事 ⑤完了
立ち上がり部分までコンクリートを打設した後、季節ごとに定められた規定の養生期間を設けます。
期間が経過しましたら基礎の状況を確認し型枠を外します。
さらに不要なコンクリートのバリなどを削り、綺麗に仕上げて基礎工事の完了です。
3.木工事 ①土台敷き
基礎工事が完了したら、大工による木工事になります。
まずは建物の荷重を基礎に伝える役割を持つ、土台敷きを行います。
基礎と土台の間に基礎パッキンを敷き、アンカーボルトと土台をナットでしっかりと固定して完成です。
3.木工事 ②上棟
柱や梁を組み上げて行き、少しずつ建物の形ができていきます。
当社では、二階床下地のピッチを455mm間隔とし、通常より細かく組むことでより強固な構造にしています。
3.木工事 ③上棟
床下地が終わると、次に床を施工していきます。
当社では、剛床構造を採用しており、梁や根太に構造用合板24mmを75mmの釘で150mm間隔で全て止めていきます。
これにより、2階床面と構造躯体が一体化し、建物の耐震性がさらに高まります。
3.木工事 ④床組み
二階同様、一階の床組みを施工していきます。
ここでは、大引きと呼ばれる部材を土台に組み、その上に根太を垂直方向に渡していきます。
さらに、床組みをしっかりと支えるために鋼製束を大引きと基礎にきちんと固定します。
また、当社では根太のピッチを通常より細かい300mm間隔とし、床上からの荷重等により強い作りとなっています。
3.木工事 ⑤防蟻工事
一回の床組みが一通り完了したら、防蟻工事を行います。
これは白アリの被害を防ぐために専用の薬剤を散布する工事です。
土台から1mの高さまで、木材一本一本全てに吹き付けます。
人体には無害な薬剤のため、居住後の生活に影響はありませんのでご安心ください。
3.木工事 ⑥断熱材~床施工
床下用の断熱材を根太の間に隙間なく施工していきます。
その上に二階床同様剛床構造とするため、構造用合板を釘で止めて完了です。
屋根組まで完了したら、瑕疵担保保険の中間検査を受けます。
3.木工事 ⑦屋根工事
上棟時に組み上げた垂木の上に野地板を貼ります。
その上に防水のためアスファルトルーフィングを貼ります。
最後に瓦を施工して完了です。
雨水の侵入を防ぐために、瓦は下から上へと施工し、規定に沿って釘で止めていきます。
3.木工事 ⑧透湿・防水シート施工
外壁に透湿・防水シートを施工していきます。
このシートは建物内部への水の侵入を防止し、さらに壁内の余分な湿気を放出する働きをします。
3.木工事 ⑨断熱材施工
柱の間に断熱材を入れて行きます。
天井上にバルコニーがある場合は、断熱効果を高めるためにバルコニーとの間にも施工します。
当社では、グラスウール100mmを採用しています。
3.木工事 ⑩外壁工事
窯業系サイディングという、防火性・耐水性・耐久性に優れた外壁材を施工していきます。
当社では通気工法を採用しているため、まずはシートの上に胴縁を取り付け、侵入した水の排水や風の通り道となる通気層を作ります。
その後、サイディングを貼り付け接合部にコーキングを施工し完了です。
3.木工事 ⑫内壁~クロス施工
室内の壁は、石膏ボードを使用します。
当社ではビスを150mmピッチで止めておりますので、準耐力壁と同等の性能となり、耐震性をさらにプラスしております。
次に、ボードの接合部やビスの上をパテでならし平らにします。
下地がすべて整ったら、クロスと呼ばれる壁紙を貼って完了です。
4.建物完成
設備機器の取り付けや、不具合のチェック・クリーニング等を行います。
最後に、国指定の検査員による完了検査を受け、無事検査を通過したら完成です。
5.外構工事
門柱やポスト、インターフォン・駐車場などの玄関へのアプローチをお客様のご要望に合わせて施工します。
これですべての工事が完了となります。
引渡しから税金の申告まで
工事が完了し、特定行政庁による法令完了検査で合格後、建物のお引渡しとなります。お客様の立会いのもと、建物の仕上がりや設備機器等の確認・チェックをしていただきます。お引渡しさせていただく時が一番緊張し、かつ一番楽しみな時なのです。定期点検やアフターメンテナンスと長~いお付き合いがこれから始まります。
面倒な税金の申告・納税手続きのお手伝いもさせて頂きますので、安心してお任せ下さい。